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伊久智神社で「湯立神事」行われる

 1月28日10時30分より伊久智神社にて「湯立神事」 が執り行われました。
湯立神事は湯立神楽とも呼ばれるそうです。神前に大きなお釜を置きお湯を沸かし、釜の熱湯に笹を浸して周りの人に振りかける儀礼を「湯立」といいます。拝殿の前には大きなお釜が置かれて、氏子や神楽のみなさんはじめ大勢集まっていました。

 御祈祷の後に、写真のような儀式が行われるものです。笹を熱湯に浸して周りの人に振りかけます。これは、邪気を払い無病息災・家内安全をお祈りするのです。そして、このお湯にはお神酒も入っていて、神事が終わるとこの水を持ち帰り、家の前に振りかけてお祓いをします。

 昔の行事として行われていたことは郷土資料館の講座で知りましたが、見るのは初めてのことです。宮司にお聞きしますと、伊久智神社では明治の初めまでこの神事が執り行われていましたが、近年は行われていませんでした。それを昨年から復活したということです。知多半島でこの神事が行われているのは伊久智神社だけといいます。古くは、湯立のことを「問い湯」とも呼び、占いの一種とされていたといいます。では「おみくじ」などと同じようなものということでしょうか。

 以上、東浦でも珍しい行事なので紹介しました。

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宮司が祝詞を上げます
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お釜のお湯に笹を浸して振りかけます
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お釜のお湯をいただいて持ち帰り、家の前に振りかけます



by higashiura-k | 2018-01-28 16:45 | ふるさとガイド

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